2015/12/31

今年もありがとうございました





おかげ様で、今年も作品を発表することが出来ました。
ご縁してくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

来年も、いくつかの発表の機会を与えて頂いております。
年末年始も制作しています。
新鮮な気持ちでまたお会い出来ますよう。

どうぞ良い年をお迎えください




私以外私じゃないの
どうやらあなたもね













作品:ぶどう








title: ぶどう
size: P12
material: oil on canvas
year: 2015-




M




2015/12/29

作品:気付いたらハスの花







title: 気付いたらハスの花
size:P8(455x333mm)
material: oil on canvas
year:2015











2015/12/27

作品: 誰かと綱引き









title: 誰かと綱引き
size:F4 (333x242 mm)
material : watercolor ,chaina ink, pencil on paper(board)
year:2015






2015/12/26

キラキラネームの私たち




ずいぶん長いこと肝心な事を誤解したまま…

何かこう、上滑りな…空気を読み違えたままの少年が、パソコンをカチャカチャやってるような。


おかげで深い場所に行けなくなった。

本当に行きたい(生きたい)場所と、行かなければいけない(と思い込んでいる)場所の中間地点で、私はいつも綱引きしている。
アンビバレンスな感情の狭間で画をこしらえる。

私たちは随分浅はかだ。
ものを深く考えないし。
考えてるフリは上手。
140文字も手にしたのに。


よい大人に出会うと、つくづくよい大人になりたいと思う。
ひとやものを愛せる、成熟した人。

私は、あの茶屋の店主のように、あのジャズミュージシャンのように、あの人のように、あの店のように、生きたいのだ。

浅はかな上滑りな会話は、もうたくさんなのです。

ガキは…餓鬼では居たくないのです。















2015/12/24

クリスマス




お釈迦様の誕生日
4月8日の花祭りのような
慎ましい雰囲気で。


一斉にしめ縄を売り出す
26日の潔さのほうが好きです。









2015/12/19

当てつけ




無意識に誰かに「当てつけ」していることがある。

例えば、クリスマスに幸せぶってみたり、ぼっちぶってみたりとか。
例えば、やたら元気にふるまったり。
楽しそうに見せたり。
こうしてものを言うことさえ。

その行動の動機が誰かへの「当て付け」なら、もぅ止そうと思う。











2015/12/17

心境




ため息をついても
お釈迦様の手のひらの上。
そんな心境です。


深夜に目が覚めて、
窓から見えるスカイツリーに向かって
ありがとうと念を送るような、
そんな心境です。







2015/12/16

扉を開ける練習




数えるほどかもしれないが、
今年は色々な喫茶店に入った。
これは本当に勉強になったし、
勇気を出して扉を開ける練習になった。

素晴らしく良くてお気に入りの所もあれば、
美味しくても好きでない雰囲気で、早々に帰りたくなる所もあった。


入ってお金を払ってみないと分からない。

ネットの情報は、参考までという事が身に染みた。

美味しい事も大事だけど、
店主の心根が肝要とつくづく感じる。

色々伝わってくる。逆も然り。
鈍感でも無意識が色々感じ取り合ってしまう。
(だから自分に正直でいないとやられちゃうんです)

アート作品もそう。

目で観る物なのに、見えないものをやり取りしているのだから…。









2015/12/13

旅する男





白痴の純粋な女と共に
車に乗って旅しながら生活している芸人の男。
(『道』)

タバコを吸う少女と共に
車に乗って旅しながら生活している詐欺師の男。
(『ペーパームーン』)


…ふたつの映画を観た。

なんなんだこのシンクロは…











2015/12/12

圧倒




ショックを受けそうで気が引けてたのだけど、
チケットを頂いたので
森美術館の村上隆展を拝見させて頂いた。


スケールのデカさに圧倒されるばかり。


携帯のカメラ音がBGMのように会場に響き続ける。





(私はもう何度生まれ変わってここに居るんだろうか…)



最後の11分くらいの作家の言葉を集めた映像、魅入ってしまった。

村上隆さんと同じ時代に生きていると実感するだけで、ゾワゾワ、ヒリヒリする。












2015/12/11

今日も茶屋巡り





某所で見つけた紅茶専門の茶屋が、
あまりにも素晴らしいので
たまに通っている。

建物は昔の家屋。
店内は手入れが行き届いていて、
家具や小物、内装がとてもすてきだ。
紅茶もスイーツも美味しく、
その雰囲気に満たされつつ、
こんなふうに丁寧に生きたいな
と思わせる。

 店主と思われるの女性の方の立ち振る舞いも、
さっぱりして丁寧で、細やかで
清々しい雰囲気。
気取ってないんです。
チラと見えた厨房も何ともおしゃれ。
こんなふうに良い仕事したいなと。
憧れてしまいます。


初めて伺った時は、
私以外の客人は
老紳士が図書を読み、
別の席では白髪混じりのマダムが
お裁縫をされていらっしゃった。


気分は乙女だ。
このまま弥生美術館に展示されてしまうんじゃないかしらってくらいの乙女になれる。


店を出る時、
このお店を作ってくれて、ありがとうございますの気持ちが湧き上がってくる。
湧き上がってくるから、
ありがとうございますぅ…!と
店主様に言ってしまう。

素晴らしいお仕事をされているなぁと思う。
私の聖地。
私淑するお店と言ったら大げさかしら。


先日伺ったとき、
主婦たちがおしゃべりに興じていた。

そんな会話なら他でやってちょうだい。
なんて、ごめんごめん。

ここに来ればみんな乙女だ。























防衛本能




保身のためか、相手を思ってのことかは分からないけど。


「誰か」が傷つかないように、だんまりすることもある。
大概は自分が傷つかないようにだけど。
(だからシカトされたからって、そんなに傷付いてはいけないよ)


そんな時は、そっとして置いてやればいい。
そっとして置いてほしい。

みんなお互い様なんだ。








2015/12/10

他人のことより





他人の振る舞いや行動が
やたら気になってイライラすることがある。

そういう時に限って
自分がミスしたりする。
自分のしごとが雑だったりする。

おいおい、ねえさん
他人のことより自分のしごとを充実させなよ。
良いしごとに集中してなさいよ。
と、お前を叱ってやる叱ってやる。









2015/12/08

気楽




気楽はいいもんだと、
インスタントのボロネーゼを食べたら思った。
喫茶店で過ごす微かな緊張感も好きだけど。

気楽にアートをご覧くださいなんて、私は言えないけど。


いつだったか、心を晒してこっぱずかしい思いをした。
反応して貰えず、益々こっぱずかしかったけど、友よ、こういう場合は冗談に包んで笑って励ますのが正解です。



人に見せるための生活は疲れるだろうなぁと、片足突っ込んだらふと思った。
そういいもんじゃない。
本当に好きなことしか残らない。



自分の感覚の微かな変化を観察してやる。
ちょっとずつ変化して流れていく。

瞬間瞬間を正直にすれば…
せめて自分自身に正直で居れば、
じぶんを信頼してやれる。
(これは制作の時、大変役立つ)


きっと今週もあの茶屋に行く。
歩いて歩いて、何を求めているのやら。










2015/12/06

しくじり






普段、宿題もせずお母さんの言う事を聞かない子どもが、母の日に「肩たたき券」をお母さんにあげたら、お母さんは喜ぶどころか苦笑い、もしくは切れちゃう。
こんなもの作るヒマあったら先ずは宿題してよ〜!、と。
例えるならこんな感じだろうか…



お世話になった人への
贈り物の選定をしくじってしまった。

ご愛嬌、で済むことかも知れぬが、
相手の状況、自分の状況を熟考せずに
名の知れた店の品だからと、
ちょっと多めに詰めて選んでしまった。


思いもよらぬ場面で、未熟さは露見する。
情けない気持ちでいっぱいだ。

人を喜ばせたいなら、
背伸びして物を贈るより、
相手の状況を先ずはよく御覧なさい。
他にやることあるんでないの?
と、お前を叱ってやる叱ってやる。












長年愛用していたクシを
床に落として割ってしまった。
真っ二つに割れた。

小さな悲鳴をあげてしまった。
……!


10年くらい使わせてもらったから、
時期だったのかもしれない。
デパートの伝統工芸展で購入した。
「おろく櫛」という銘柄だった。
ちょうど職人さんが居て、
見立ててもらった。
使いやすく気に入っていたのに。
さよならは突然だ。ショック。



しばらく経って、
新しく櫛を購入することにした。
ちゃんとした職人さんが居る店で
買いたいと思い、調べたら、
私のお気に入りの茶屋の近くに
櫛専門店があった。

創業は1736年から続く、老舗中の老舗。
「十三や」
9+4=13  で「十三や」
つげのくし屋さんだ。


早速伺い、見立てて頂いた。

職人さんに「どれくらい持ちますか?」と質問したら、

いやぁ、
それは1番難しい質問なんだけど、
昔は畳でしょう、
落としても割れることはなかった。
とかし方も、先ずは毛先をといて、
そのあと根元からとく。
だから長い髪に引っかかって
落とすことが無い。
昔は、
女の子はお母さんの髪のときかたを
見て覚えたけど、
今はブラシでやっちゃうでしょう?
根元から一度にとかそうとするから、
髪に引っ掛けて、
フローリングの床に落として割っちゃう。
だから、「何年もつ」とは言えない。
とかし方に気をつけたら、
永く使えるのでは。

と、説明してくださった。


なるほど〜〜と納得した。
確かに私も、とかしている途中で引っ掛けて、床に落としてしまっていた。





「物は、それを持つ人のために生まれてくる」
と聞いたことがある。
新しい櫛を迎え入れることが出来た。
永く愛用したい。










2015/12/03

My Garden






お抹茶が頂ける。
屋根の上には神様が。








愛すべき茶屋をまた見つけてしまった。。。
(感動してしまいました)




何か特別な事があった訳ではないのに、
満たされた気持ちになったかと思えば

その翌々日には
朝からむかついて床を蹴っていたり。

たまに、
まるでおもちゃを買い与えて貰えなかった子どものようになったりする。
すぐ飽きると分かっちゃいるけど…
子どもの頃に感じていた気持ちを
今だ味わってしまう。



感情を小さなプールで泳がせて
その様子を観察して
作品のヒントにしているんだから
あきれる。

情緒不安定も商売道具か。


苦しいは楽しい
楽しいは虚しい

喜びは私の庭に。


















2015/12/02

桃色に転ずる












しっくり来る色が変化する。

何層も重ねて生まれた桃色です。