2016/03/30

クラッシュ万事休す




劣等感と虚栄心は、
私は18、19の受験生のころ通過した心理状態ですが、今ネットを見れば、そのような心理状態の人は案外多いものと思われます。

虚勢を張って、張り詰めたら、どこかでクラッシュしないと、内省しないもんです。
私は大学受験の失敗が「クラッシュ」でしたが、次はその反動で腰を低くというか、控え目な態度をとっていた時期がありました。しかしそれは謙虚な心とか人への思いやりではなく、人に嫌われたくないという防衛反応であったと、今なら分かります。
恥ずかしいもんです。


今も時折、劣等感がうずき、それを解消するために他人に優越しようと小細工をしそうになります。

そういう時は立ち止まって、その行動の「動機」を観察するようにしています。
誰かに当て付けるためにするのか、自分の素直な喜びのためか。

これを意識的に問うと、いかにつまらないプライドの垢がこびりついているか、身軽でなかったかを発見します。

精神も風呂に入れてあげる。
完全にさっぱりすることはないけれど。


クラッシュ・バンディクーのテーマソング、あの歌好きでした。






































ひとのことより




えらそうなことは幾らでも書けてしまいます。
発した言葉に見合うだけのことをしているのか、急に恥ずかしくなったりします。
ひとのことより自分のことを。
よそ見してる時は、たいがい自分の仕事から逃げてる時だったりします。
いい仕事しないことにはこのストレスから逃れられないようです。
5月に木炭画展がございます。

うわー…














2016/03/28

惚れ直す




私は絵画を制作しています。
絵画は眼で見てもらうものなのに、
眼に見えないことを感じる、感じさせるというのが、なんだが不思議な気がして、制作しながら「これはどういうことか?」と妙なキブンになり、やっぱり絵画は面白いなぁと、惚れ直してしまいます。







2016/03/27

横浜で出会う




先日、横浜美術館へ「村上隆のスーパーフラットコレクション展」を観に行ってきました。

横浜の明るさやリラックスした雰囲気にウキウキしつつ、美術館を目指しました。
(時間があれば港まで観光したかった!)

さて、あの素晴らしすぎる展示の感想は言わずもがな。
図録を予約してきた次第です。

「ひと」を感じる作品が気になりました。


どうしても奈良さんの作品に惹かれしまいます。
あのあったかさ、何なのだろう。
母性のような父性のような、本物のあったかさの中に、ピリッとした感じもあって。
余韻が残るのです。


余談ですが、
巨大な馬車?の小屋の作品の中で、友部正人の歌が聴こえてきたとき、私は友部正人への認識が一変しました。

矢野顕子さんが友部正人の名曲「愛について」をカバーされていて、私はその曲が大好きで、友部正人さんの原曲も素晴らしいのですが、世代的にピンと来てなかったんです。

で、奈良美智さんの作品から友部正人さんの曲が流れて


この時やっと私は友部正人さんに「出会えた」のです。
奈良さんの作品を介して出会えたのです。
「知ってる」と、「出会う」、は違うのです。


どうぞYouTubeで検索を。





2016/03/26




ある日、とても気が滅入っていました。
もうどうしようもなくなり、しばらく会っていない友人に電話しました。

友人は恐るべきあり得ない残業をしていたので、とても短い会話だったのだけど、なぜか「ありがとう、元気でた!」と言われてしまいました。
私が元気付けて貰おうと思って電話したのに…!
それが何とも可笑しくて嬉しくて、私の憂うつは吹っ飛びました。


電話ではありますが、友人の底抜けに明るい声に我に返り、じぶんの活動に戻りました。




















































2016/03/25

三条へ行かなくちゃ




三条へ行かなくちゃ
三条さかい町の
イノダってゆう珈琲屋へね

という歌に魅せられて、
さすがに三条まで珈琲を飲みに行く気にはなれないので、
東京駅大丸の中にあるイノダ珈琲へ行ってきました。
過日の個展会期中でした。


土曜の夜でしたがそんなに混んでなくて、落ち着いていて、想像していたより高級な喫茶店でした。


店内にスプーンのコレクションが額装して展示してあって、それがとても素晴らしくすてきでした。
見惚れてしまいました。


歌のような素朴な町の珈琲屋を想像していたので…、思いがけずちょっとしたぜいたくしてしまい、やはり三条へ行かなくちゃ


これから横浜へ行ってきます。





2016/03/21

5歳の直子はぎゃん泣き中




先日、温泉と岩盤浴でリセット?してきたので
制作に入りました。









5才の直子はぎゃん泣き中。

癒えるまで。












2016/03/13

お礼状にかえて


Daughter 

きみは誰かの娘で、みんなの娘だ。
もしこの時期を延長したいなら、
ときめいたりきずついたり、
せわしなく心を躍動させていなさい。
そういうのはもう沢山というなら、
少しは歳をとってもいいよ。

-----------

Daughter というサブタイトルですが、保護者や先生のような大人の立ち位置で少女達を見つめ始めた節目だったのかも知れません。
また、コメントの最後の一行は、私自身に向けた言葉です。



いま、伝わっているのだ、という手応えを感じています。
表層ではなく、私の無意識や内面が暴露(ばれ)ている。
たくさんのお客様方と話しをしながら、感じました。
よく観てくださっているのだと…
鋭い…
ばれてると…


見続けてくださっているお客様、何かのご縁で観てくださったお客様に、感謝申し上げます。
そしてコレクションに納めてくださったコレクター様、真剣に選んでくださってありがとうございます。
深謝申し上げます。

今回は見送ったコレクター様も…その判断が次の作品を向上させるかもしれませんです。ありがとうございます。ご縁がありましたら次回はぜひ。。、

ギャラリー椿の皆様、門倉を扱い続けてくださってありがとうございます。予想通り育っていますか。
支えてくださった皆様、ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。



個人的なことですが、
この一年をかけて、私は、私が子供の頃から抱えていた感情の癖をようやく自覚出来ました。
それが大人になった今も、わざわざ追体験してその感情を確認している、そんな感じなのです。お恥ずかしい話なんですが。幼児性が居残っているのです。
じぶんでも呆れて笑ってしまうくらい、しつこく居残っているのです。
いい加減にしたいのです。

心の中にまだ居るリトルガールを癒すような、そんなテーマの作品も発表しました。
人の内面ほど面白いものはないです。

私と、作品を通して関わってくださってありがとうございます。

これからも探求は続きます。
じぶんや人の内面に立ち入るのは時に苦しみや危険を伴いますが…
大げさですが、これが私の務めかと。
どうしても面白いのです。

この役回りを引き受けてしまったのです。
(違う生き方を羨ましく思ったりもしますが、それは私が本当に欲しいものではないから、真似事すると虚しくなるだけなのです…!orz)




ギャラリー椿GT2での個展は、
無事終了いたしました。

次回作をお礼状にかえて。
ありがとうございました

またお会い出来ますよう


一瞬だけ休みます。
日帰り温泉へ行ってきます(都内)。

































2016/03/02

作品: ピンクはどこへ行ったの







title: ピンクはどこへ行ったの
size:P8(455x333mm)
material : oil on canvas.
year: 2016





個展は3月15日まで
東京京橋のギャラリー椿GT2にて開催中です。
どうぞご覧ください。







2016/03/01

作品: この日一番の素直







title: この日一番の素直
size: P8,455x333mm
material : oil on canvas
year: 2016




3/12(土)まで開催の個展で展示しております。
どうぞご覧ください。