2016/01/31

自撮り




作家の顔写真を提出することになり、ちょうどいい写真が無かったので、自撮りすることにした。

何度かスマホでパシャパシャやったが、じぶんのおブウ具合に苦笑した。

日々、可愛らしい女子をモチーフに絵を描いているので、自撮り画像のおブウ度は3倍増しに感じてしまう。
頬の輪郭をもっとひっこめて、たるみは消して、髪はもっとこう流れて…と直せば、おブウが解消される事が分かるので、尚更もどかしい。

仕方なく自撮りは止めて、写真を撮り慣れている人に撮って貰うことにした。

カメラがわるい、と事実とも慰めとも取れるアドバイスを頂きながら、撮って貰った。
まずまず。
画家っぽい雰囲気は出せただろうか。
おそらく、角砂糖ほどの大きさで誌面に載せて頂くことになる。



ところで、
「おブウ」という言葉、気に入った。
かわいらしいではないの。










2016/01/29

誤解




友人に面倒な相談を伝えたら、
しばらく連絡が来なくなったから、
「あぁ、ウザがられた。嫌われてしまったな」と思ってたら、
全くの誤解であった。

ホッとしたと言うより、
ハッ…としてしまった。
私は今までこうやって人を誤解して、
大事な友を失ってきたのかもなぁと、
しみじみ思った。

つまり私は、相手の懐の深さを
信用してなかったと言うことだ。

相手には相手の事情があり、
むしろ私に遠慮したり、
気を使ってくれているというのに。


そして私も誰かに誤解を与えているかも知れない。
異常に遠慮したり、気を使うことがあるから。

誤解です。

















2016/01/28

ちょうどいいサンドバック




もし、全くの無意識に、
ちょうどいいサンドバックを探しているとしたら、
それこそ気味がわるい。

サンドバックにされた者が
どれ程の大罪をおかしたのか分からないが、
正義の仮面を被って、
赤の他人の未熟さを叩きに叩く行為は、
その瞬間はウサが晴れても、
不徳を積むだけだって、
ほんとは皆分かっているはずなのだ。

その怒りの本質は、
じぶんの隣人、自らの手のひらの中にあるということも…
本当はとっくに気付いているのだ。












2016/01/24

ぶりっ子の落とし前




10年くらい前に体験した怒りと、
1年くらい前に体験した別の怒りが
ミックスされた週末、
怒りの感情にさいなまれていた。

ふだんは忘れているのに、
ふとした時によみがえるようだ。
完治せず、潜伏しているのだ。


自分にさじを投げてしまいそうな程、不快な感情なんだけど、
こうなったらとことん怒り尽くそうと、
気が済むまで密かに怒ることにした。

あの時、ちゃんと相手にイカっておけばよかった。
肝心なことを話してくれなかったことを。
私は「ごめんね、実は知ってたよ」と、物分りの良い優しい人のフリを当時はしてしまったけど、
いやいや、暴言吐いても良かったくらいだ。
ふざけんな、なめとんのか、と。

10年間、何かの拍子にふと思い出し、
その度に小さな怒りと悲しみに苦しんだ。
大した事ではないが、私にとっては、
何とも表現しようのない悲しい事だった。
それでも、その友人には何度かにこやかに会いに行ったりしたが、
私の感情は成仏してなかったようだ。

さらに…恥を忍んで申し上げると、
友人は芸能の世界でそこそこ成功していて順風満帆であったから、
何をのうのうと…と、ドス黒い感情も併発していた。

こんな感情を抱えて苦しむのは、私自身なんだから本当に損だ。
相手は痛くもかゆくもないのだ。


いい人ぶっていると、いつかツケを払う。
いい人ぶった自分自身への落とし前をつける時が来た。


あの時、私が本当に言いたかったことを正直に自分の中で言葉にしたら、
(ネットに匿名で書き込むとかはしてないよ。)

案外あっさりスッキリしてしまった。
何を怒ってたんだ私は…?
くらいに。

それにしても下品な言葉が出てきた。
ここまで来たら、下品な言葉を放ちても、
罪悪感はノーサンキューだ。

体が軽くなった。

がっつり怒りを感じ尽くした先に、
清々しい光を見たぞ。
(たぶん)

なんて、またぶり返したりして。















2016/01/21

燃料




年明けは、ゆっくりしていた。
制作以外何も進まなかった。

10日を過ぎる頃、体調の変化に青ざめた。
ぞっとしたけど、勘違いで何とも無かった。
よかった…と安堵し悩みが消えたら、
今度は心が暇になった。
すると、詰まらない事を思い出した。
イヤなことを思い出して、いじけた。
暇だから思い出す。
振り出しに戻った気分だ。


…制作のために、わざわざイヤなことを思い出しているのかな、とも思う。
燃料のような感じで。
だからムカつきながらも実は余裕だったりするのかも。

ややこしややこし。

良質なエネルギーチャージに、気に入りの美術館と喫茶店に行こう。



















2016/01/10

丁寧な存在



先日、老舗甘味処、竹むらを訪れた。

これが「美味しい」ということです!ということがハッキリと分かるような、本当に美味しいあんみつに感動しました。

私もこのあんみつのような丁寧な存在になりたい。















今年もよろしくお願いいたします




謹んで新春のお慶びを申し上げます

今年もすてきな年でありますよう
お念じ致します。






この人生をまっとう出来るように。
今年も元気にまいりましょう。




憧れの甘味処、竹むら